派遣時代の体験談をいろいろ書く

化学系の派遣の仕事をしていたk-oです。その経験をもとに『化学系の派遣はオススメしない』、『従業員数の多い派遣会社はオススメしない』という記事を書きました。その記事で書ききれなかったことがまだあるので、ここに記そうと思います。

面接で言われたことが守られない

新卒で就活をしていた頃、役員の方と一対一で面接する機会がありました。そこで、

  • 「最初は実家から通える範囲の職場に派遣します。」
  • 「2,3年ごとに職場を変えます。」(同じ職場に居続ける事によるマンネリ化を防ぐ、いろんな経験を積んでほしい、という理由から)

ということを言われました。結論から言うと、どちらも嘘でした。

入社1ヶ月前くらいに連絡が来て、こちらの意思を確認することなく、とある田舎で一人暮らしをするよう命じられました。

入社後に分かったことは、一つの職場でずっと仕事をしている人がほとんどだった、ということでした。

別に私は、職場が実家から通える範囲でなくても、派遣先が頻繁に変わらなくてもいいと思ってました。ただ、役員が言ったことと実態が違うということに不安を感じました。役員が実態を把握していないのか、役員の言ったことが下まで届いていないのか分かりませんが、いずれにしてもこの会社で長く働きたくはない、という気持ちになりました。

違法な契約

派遣先との契約には『派遣契約』と『請負契約』の2種類があるのはご存知でしょうか?この2つは指揮命令系統に違いがあります。簡単に説明すると

  • 派遣:派遣先の企業から指示を受け、派遣先企業の仕事をする
  • 請負:取引先企業から仕事を引き受け、自分の会社で指示を受け、業務を行う

私は『請負』だったのですが、取引先に派遣され、派遣先の企業から指示を受けて仕事をしていました。上の説明と違いますよね。これは『偽装請負』といわれるものです。請負の場合、相手企業から直接指示を受けて仕事をしてはいけません。しかし、こうした違法行為が普通に行われていました。

派遣先に行って最初に「このやり方グレーなんだけどね〜」とか言われましたが、完全に黒です。

また、私がいた会社だけでなく、現場にいた他の派遣会社でもこうしたことが行われていました。本当にタチが悪いです。

現場での扱い

現場で私たちがどんな扱いを受けていたのか、についても書いておこうと思います。

私が派遣先で関わっていた部署は主に2つでした。一つは私たちに対して実験の依頼をする部署(仮に『研究部』とします)。もう一つは私たちと同じように、『研究部』から依頼を受けて実験をしたり、実験場の設備などの管理を行う部署(仮に『試験部』とします)。

派遣先企業内にも私たちと同じような仕事をする部署があるんです。そしてこの『試験部』が非常にタチが悪かった

例えば、実験場の設備に問題があると、すぐに派遣に責任を押し付けて来ます。私も1年目の頃にターゲットにされました。

設備を使い終わった後に片付けや掃除をするんですが、試験部は特にこれを厳しく見ていました。私はその話を先輩から事前に聞いていたので、使用後の掃除は念入りに行っていました。こっそり確認していた先輩も、「全然問題ない」というくらいに気をつけていました。それでも試験部の連中は、

「あいつは掃除ちゃんとやらない。研究部の人が見てるとちゃんとやるくせに・・・」

などと裏で言っていたようです。なんの根拠もないのに。そしてそれを私に直接言わず、研究部の部長に言い、私の先輩に伝わるという、卑怯な手を使ってきました。それまでにも派遣に対する言いがかりは何度かあって、先輩にも「気にしなくていいよ」と言われていたんですが、流石にこれには腹が立ちましたね。

また、この試験部はほとんどが男性ということもあり、女性の派遣社員は快く受け入れられるんですが、男性の派遣はほとんど人として見られません。試験部とノリの合う派遣社員は受け入れられますが、それ以外は裏で悪口を言われるだけです。実際、女性の派遣社員が話しかけた時と、私が話しかけた時で態度が全く違う人もいました。かなりメンタルにきますよ、こういうの・・・。

なぜ試験部はここまで派遣に対してきついのか。自分なりに考えたのですが、理由はおそらく

  • 大企業にいる、というプライド
  • 研究部に対する劣等感

だと思っています。私が派遣された企業はとある大企業で、研究部は高学歴で優秀な人が多かったのですが、試験部は正直そこまで・・・という感じの人が多くいました。そして、研究部は試験部に対し実験の依頼をするんですが、試験部からすると使われているような感じがして不愉快だったようです。しかも、派遣と同じような仕事をするわけですから、相当気に入らなかったんでしょう。この劣等感・屈辱の中でも、派遣社員という立場の弱い人たちを徹底的に見下すことで、かろうじてプライドを保とうとする・・・。こう言った理由から、派遣に強く当たるのではないかと思います。

良かったこと

過去の記事を含めて、嫌な思い出ばかり書いてきたので、良かったことも書こうと思います。

何かと言うと、自分の仕事に対し感謝されたことです

・・・普通ですね。でも、こう言った環境ではこのような当たり前のことがとても嬉しく思えました。

私たちに実験を依頼する研究部ですが、この人たちは試験部と違って、派遣がいないと仕事が回らないということをよく分かっています。派遣を見下さず、対等に接し、成果を出せば感謝をしてくれました。

特に、飲み会で「君たちがいるおかげで、自分たちも仕事ができる。本当に感謝しているよ。」と、改めて言われた時は本当にこの仕事やってて良かったな、と思いました。

こう言ってくれる人たちのおかげで心が救われたような、そんな気がしました。

腐らずに仕事しましょう!

前に書いた記事の内容も含めると、派遣の仕事はほとんどが嫌な思い出ばかりでした。

技術が身につかない、将来が見えない、現場の扱いも酷い・・・

そんな中でも、自分たちの仕事に感謝をしてくれたり、対等に接してくれる人もいました。そう言った人たちのおかげで、腐ることなく仕事をすることができました。

そして、新しくやりたいことを見つけ、派遣から抜け出すことができました。

今、派遣の仕事をされている方の中にも、以前の私と同じような状況の方がいらっしゃると思います。派遣元の会社には全く期待できないし、派遣先でも酷い仕打ちを受ける・・・そんな中でも、自分を認めてくれる人は必ずいます。そして、腐らずにいれば、新しくやりたいこと・興味を持ったことに挑戦してみようという気持ちにもなると思います

扱いの酷い会社や人に負けずに頑張りましょう。以上!

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