何を話せばいいのかわからない人のための雑談のルール 感想

雑談が苦手なk-oです。職場で上司に「もっと雑談しろ!」と言われます。しかし、いきなりやれといわれても、どうすればいいかよく分からない・・・ということで、何か現状を変えるヒントになるかと思い、この本を手に取りました。内容の紹介と感想について書きます。

内容紹介

この本の著者はコミュニケーション総合研究所代表理事の松橋良紀さん。もともと営業の仕事をされていたのですが、雑談が苦手でなかなか成果が出せず、クビ寸前だったようです。しかし、ある時に心理学を学び、そこで学んだことを実践したところ、たった1ヶ月でトップセールスになります。それ以降も数多くの営業や研修を行っていらっしゃる方です。

この本には、著者が今までに培ってきた雑談のテクニックや心理学の知識、メンタルの話などが書かれています。6つのチャプターで構成されていて、

  1. 雑談はなぜ必要か?
  2. 雑談の基本
  3. 雑談の応用技術
  4. 聞き方の技術
  5. ビジネスで使える雑談の技術
  6. メンタルテクニック

について書かれています。

感想

著者が元営業ということもあると思いますが、営業向けの本という感じがしました。

雑談をする → 信頼関係ができる → 物が売れる、ビジネスがうまくいく

ということをおっしゃりたいのかな・・・と。

参考になることもたくさん書かれていました。しかし、雑談が苦手で、営業職でもない私にとっては少し重いかな、という気がしました。

以下、共感した点を3つ、疑問に思った点を1つ書きます。

共感した点

会話の中の沈黙は歓迎すべきもの

1つ目は、『会話の中の沈黙は歓迎すべきもの』ということです。

無口な相手と接する時、こんなことをしていませんか?

「ねえ、どうなの?」と話をせかす。
「話題を変えようか」と言って、話題を変える。
「それってこういうことでしょ」と、言いたいことを勝手に決めつける。

このような人って結構いますよね。

この後にさらに次のようなことが書かれています。

相手は、自分から積極的に話をしないからといって、話したくないわけではないのです。ただ、言葉を選ぶのに時間がかかるだけなんです。

まさにこの部分が共感したポイントです。

私は無口な方で、会話をしていても沈黙を作り出してしまうことがよくあります。これは別に会話を拒絶してるわけではなく、

「どんな言葉を使おうか」
「どういう言い方をすればわかりやすく伝わるか」

というようなことを考えているんですよ。これを考えている間に、話をせかしたり、言いたいことを決めつけたりする人が意外と多い。その結果、言いたいことが言えなかった・・・という経験が何度もあります。

一方で、私が答えを出すまでじっと待っててくれる人もいます。そういった人はやはり話しやすいですし、安心感・信頼感のようなものを感じます。もし自分が聞き手になった時は、沈黙があってもじっくり待つ余裕を持つよう心がけたいですね。

話を聞く時は「第2ポジション」を意識する

2つ目は、『話を聞く時は「第2ポジション」を意識する』です。

本書によると、人は話を聞くときに、

  • 第1ポジション:人の話を聞きながら、自分に意識が向いている
  • 第2ポジション:相手に意識が向いている
  • 第3ポジション:全体レベルで話を聞いている

という3つのポジションのうちいずれかをとっているそうです。

本書の例を使うと、同僚が「昨日、先方との契約が先延ばしになった件で、部長に怒鳴られたんだけどさ〜」と話してきたとき、

  • 「自分も同じ目に遭ったなあ」と答えるのが第1ポジション
  • 「その時どんな気持ちだった?」と相手に聞くのが第2ポジション
  • 「部長はその時どう思ったんだろう?」と考えるのが第3ポジション

となります。そして、このポジションについて本書では

人と信頼関係を築くためには、第2ポジションで話を聞くことが大切です。

第1ポジションで話を聞いていると、自分の興味で質問を始めたり、相手が話している途中でも、言いたいことを挟んでしまったり、揚げ句の果てに説教をしたりしてしまいます。

と述べられています。(第3ポジションについては、人を指導する立場ならば意識する必要がある、と書かれています)

私は話を聞く時、第1ポジションをとってしまうことが多いです。特に「自分の興味で質問をする」というところが当てはまります。興味のない話になると、「そうですか。」という感じの返答をしてしまい、会話が途切れる・・・本当によくあります。

相手と雑談を続けるためには、相手に焦点を当てて質問をする(第2ポジションをとる)ことが重要だと感じました。

アウトプットをする

3つ目は、『アウトプットをする』です。

アウトプットに関しては、『アウトプット大全』など、様々な本でもその重要性が綴られています。本書でも

学んだこと、考えたこと、感じたことは、発信することで、血肉になっていきます。雑談上手を目指すなら、発信をどんどん心がけましょう。

と述べられています。

『教える』ことで得た知識をしっかりと自分のものにする。
『書く』ことで考えがまとまり、洗練される。

こうしたアウトプットをすることで、雑談でもネタに困らなくなったり、口からスラスラと言葉が出てくる、つまり雑談が上手になるということです。

本書を読んで、改めてアウトプットの重要性を認識しました。雑談上達のためにも、今後もブログを続けていこうと思います。

疑問に思った点

本書を読んで疑問に思った点。いろいろとありましたが、そもそもの話、

ビジネスで雑談は『必須』のものなのか

という点です。

別に私は、「雑談なんて必要ないでしょ!」とは思っていません。だからこうして本書を読み、雑談が上手くなるためにできそうなことはやろうと思っています。

ただ、本書を読んで「雑談ができないと何も上手くいきませんよ」みたいな感じもして、どうしても納得いかないような、そんな気持ちにもなりました。

「雑談はビジネスに『必須』なものではなく、人間関係を作るための『選択肢の一つ』」

というのが私の考えですかね。雑談が得意ならそれを武器として使えばいい。他に得意なものがあればそれを使えばいい。

ただ「苦手な人に強いるもの」では決してないと思いますね。

まとめ

共感できるところあり、納得できないところもあり・・・という感じでした。

まあ、著者はここに書かれた方法で実際にトップセールスに登り詰めているわけですので、「売り上げ伸ばしたい!」という営業の方には参考になるのではないでしょうか?

参考になったところ、共感したところは取り入れて、今後の行動を変えていくのがいいかなと思いました。

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